「ヒトガミの使徒として殺したのに、なぜ助けたの?」「進言したのは誰?」「戦いは、本当に一度だけ?」こうした疑問を抱く人は多いはずです。
オルステッドがルーデウスを助けたのは、実は2回あります。1回目はナナホシの進言を受けた治療で、2回目は再戦で敗れたルーデウスを、戦力として見込んで治療し、その後に家族を守る姿勢への信頼から仲間として迎えた場面です。オルステッドは、世界の生物から嫌悪・恐怖される呪いを持つ人物だと公式に紹介されました。それでも、2回ともルーデウスを生かす判断をしています。
まずは、オルステッドがルーデウスを助けた2回の違いを、表で見ていきましょう。
無職転生オルステッドがルーデウスを助けた理由

| 回数 | 話数 | 何が起きたか | 助けた人物 | 助けた理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 第59話・第60話 | ヒトガミの名を知ったルーデウスを殺害し、直後に治療 | 提案:ナナホシ/治療:オルステッド | ナナホシの「生かしておいた方がいい」という進言 |
| 2回目 | 第162話・第163話 | 待ち伏せで敗れ、両腕を失ったルーデウスを治療 | 治療・勧誘:オルステッド | 治療時は戦力への期待、配下化後は家族を守る姿勢への信頼 |
無職転生オルステッドが初対面でルーデウスを殺した理由

- 第59話「ターニングポイント2」オルステッドが、ルーデウスに会った記憶がないことと、恐怖を見せていないことを確かめる
- 同話ルーデウスがヒトガミを知っていると答え、オルステッドが殺害「人神の手先」と判断したためです。
- 同話の終わりナナホシが「生かしておいた方がいい」と提案
- 第60話「胸にぽっかり開いた穴」オルステッドが治癒魔術でルーデウスを治療
ヒトガミは、オルステッドが倒すべき父の仇
第166話「呼び出し」で、オルステッドはヒトガミを父の仇と述べ、龍神はヒトガミを倒すために存在すると説明しました。オルステッドにとってヒトガミは、何があっても倒したい敵です。
そのため、ヒトガミを知っていると答えたルーデウスは、ヒトガミの手下を意味する「人神の手先」と疑われます。
ヒトガミを知っていると答えた一言が決め手
第59話「ターニングポイント2」で、オルステッドは、ルーデウスに会った記憶がないことと、ルーデウスが恐怖を見せていないことを確かめました。次に、ルーデウスがヒトガミを知っていると答えると、「人神の手先」と判断して殺害します。
ルーデウスにとって、オルステッドは初対面の相手です。それでも、ヒトガミの名を口にした一言で、命を落とすことになりました。
無職転生オルステッドが初対面でルーデウスを助けた理由

直接のきっかけは、ナナホシの進言
第59話「ターニングポイント2」の終わりで、ナナホシが「生かしておいた方がいい」とオルステッドへ提案しました。続く第60話「胸にぽっかり開いた穴」で、オルステッドが治癒魔術を使い、ルーデウスの傷を治します。提案したのはナナホシ、治療したのはオルステッドです。
「ナナホシの進言で蘇生させた」
TVアニメ公式キャラクター紹介より
背景①:オルステッドの記憶に、ルーデウスはいなかった
第166話「呼び出し」で、オルステッドは、運命によって定められた、その人物がたどるはずの大まかな歴史を知る力があると説明します。ところが第167話「説明」では、オルステッドの記憶に、ルーデウス・グレイラットという人物がいないと話しました。ナナホシも、二人が転移してきたこと自体も、今までになかった出来事です。
歴史を知っているオルステッドにとって、ルーデウスは歴史の外から現れた存在でした。しかも相手は、ヒトガミを知る人物です。すぐに消してしまうより、生かして確かめたほうがよい。そう考えた可能性があります。
背景②:ルーデウスは恐怖を見せない相手だった
オルステッドは、世界の生物から嫌悪・恐怖される呪いを持つ人物です。そのオルステッドに対し、ルーデウスが恐怖を見せなかったことも、第59話「ターニングポイント2」で確かめられました。呪いが効かない相手は珍しく、話を聞く価値があると感じたのかもしれません。
背景③:ナナホシは日本から転移した人物だった
ナナホシは日本から転移してきた人物で、オルステッドと一緒にルーデウスと出会った場にいました(TVアニメ公式のキャラクター紹介)。歴史に存在しなかった転移の関係者が、助命を口にしたことになります。この重なりが、進言を受け入れる後押しになった、という読み方もできそうです。
無職転生オルステッドが再戦でルーデウスを助けた理由

再戦は、ルーデウスが2度目にオルステッドへ挑んだ戦い。書籍版では『無職転生』第15巻が該当し、ルーデウスは未来の自分の助言を受け、ヒトガミの提案に従ってオルステッドを倒そうとします。
- 第162話「泥沼対龍神」ルーデウスが待ち伏せを仕掛ける
- 同話ルーデウスが敗北両腕を失う重傷を負います。
- 第163話「狂剣王対龍神」オルステッドが「ヒトガミを裏切るなら治す」と提案し、治療
再戦は、ルーデウスの待ち伏せで始まった
第162話「泥沼対龍神」では、ルーデウスがオルステッドを待ち伏せて攻撃を始めました。しかしルーデウスは敗北し、両腕を失う重傷を負ったものの、命は落としていません。
「ヒトガミを裏切るなら腕を治す」と提案
第163話「狂剣王対龍神」で、オルステッドはルーデウスに、ヒトガミを裏切って自分の味方になるなら腕を治療すると提案しました。戦闘の最中、ルーデウスは治療を終えた姿で描かれています。1回目はナナホシの進言で治療しましたが、2回目はオルステッド自身が味方になるよう持ちかけた点で、大きく異なる場面です。
オルステッドが挙げた、ルーデウスの三つの戦力
第163話「狂剣王対龍神」で、オルステッドは、ルーデウスに三つの利用価値があると述べました。
オルステッドの呪いは、世界のあらゆる生物から嫌悪や恐怖を向けられるものです。ルーデウスは第166話「呼び出し」で、オルステッドをそれほど嫌いではないと答え、オルステッドもその例外を認めています。
無職転生オルステッドとルーデウスが和解した経緯

治療のあと、ルーデウスはその日に配下になった
配下とは、オルステッドの部下のことです。ルーデウスが最初に確かめたのは、ヒトガミから家族を守る方法があるかどうかでした。その答えを受けて、オルステッドの下につくと決断し、作中ではその日のうちに配下になります。
第166話で示された、家族を守る姿勢への信頼
配下になったあと、オルステッドはルーデウスを呼び出しました。第166話「呼び出し」では、家族を守るため死に物狂いで戦ったルーデウスの姿勢を信用していることを伝え、ヒトガミから家族を守る具体的な方法も示しています。
同じ場面で、ルーデウスはオルステッドをそれほど嫌いではないと答え、オルステッドもその例外を認めました。世界中から嫌悪・恐怖される呪いを持つオルステッドにとって、珍しいやり取りです。
家族の話は、配下になったあとの返答
配下になったあと、ルーデウスは家族と会う時間を求めます。第167話「説明」では、その申し出に対し、オルステッドが次のように答えました。
「家族から引き離そうとは思わん」
原作WEB版第167話「説明」より
この発言は、配下になる前にオルステッドが課した条件とは別のものです。家族を気にかけたルーデウスへの返答として語られました。
まとめ|オルステッドがルーデウスを助けた理由
オルステッドがルーデウスを助けた理由は、1回目がナナホシの進言を受けた治療、2回目が戦力として見込んだ治療と、その後の家族を守る姿勢への信頼です。1回目は殺害の直後に進言で、2回目は敗北のあとに戦力と信頼で、オルステッドはルーデウスを生かしました。殺害と治療が同じ場面で起きた1回目、そして敵として戦った相手を迎え入れた2回目。どちらも、オルステッドという人物の複雑さを物語っています。


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