無職転生のエリスの母は、誰なのでしょうか?ルーデウスに冷たかったのはなぜ?そして、その後はどうなったの?アニメでロア時代を見て、ヒルダの態度の変化が気になった方もいるでしょう。
結論からいうと、エリスの母はヒルダ・ボレアス・グレイラットで、原作WEB版ではフィリップとともに紛争地帯で死亡します。
原作WEB版とは、ネット上で公開されている原作小説のこと。ヒルダの冷たさの背景には、息子たちと引き離された事情があると説明されています。ルーデウスの10歳の誕生日には、家族として迎える態度へ変わりました。第62話までの内容に触れるため、ネタバレにはご注意を。
まずは、ヒルダがどんな人物なのかから見ていきましょう。
無職転生でエリスの母はヒルダ

エリスの母は、ヒルダ・ボレアス・グレイラットです。
夫はフィリップで、エリスは二人の娘。原作WEB版の第18話では、エリスがヒルダを母と呼ぶ場面もあるのです。
エリスには兄と弟が一人ずついる
エリスは三人きょうだいの真ん中で、上に兄、下に弟が一人ずつの家族。この兄と弟の存在が、次の章で見るヒルダの冷たさの出発点です。
ヒルダは赤い髪の人物として描かれる
第14話では、ルーデウスがフィリップの妻のヒルダと、館の中ですれ違います。ヒルダは赤い髪の人物として描かれ、この時点のルーデウスは、ヒルダとほとんど接点がない状態です。
エリスは幼いころ、ヒルダの話を聞いていた
第21話で、エリスは、ヒルダから「早く寝ないとスペルド族が来て食べる」と聞かされていたと語ります。ルーデウスはこれを、子どもを寝かしつけるための話として受け取りました。ヒルダとエリスの母娘の日常が、ほんの少しのぞく場面です。
後年にも、母の名前が話題に出る
後年の第201話では、ルーデウスが、女の子が生まれたらエリスの母にちなんで「ヒルダ」と名づける案を出します。エリスは、その案を断りました。エリスの母の名が、のちの物語でも話題に上る場面といえるでしょう。
無職転生でヒルダがルーデウスに冷たい理由

ヒルダの冷たさは、息子たちと引き離された痛みが背景にあると、原作WEB版で説明されます。
第18話で、ヒルダがルーデウスを嫌っていた理由を語るのはフィリップです。その背景にあるのが、息子たちとの別離。まずは、その経緯から見ていきましょう。
息子たちは慣習で王都へ送られた
エリスの祖父サウロスは、息子のフィリップ、ゴードン、ジェイムズを次期当主候補として争わせました。次期当主になったのはジェイムズで、フィリップは敗れた側です。
ボレアス家には、男児を次期当主側で育てる慣習があります。そのため、エリスの兄と弟は、王都のジェイムズ側へ送られたのです。
ヒルダは、生まれた男児を取り上げられたことに納得できませんでした。フィリップの話では、エリスの弟がすぐに送られたあと、再び不安定になったといいます。母として、我が子と暮らせなくなった痛みがあったわけです。
ルーデウスは屋敷にいる他所の子だった
ヒルダがルーデウスを嫌っていた理由も、フィリップの説明で分かります。自分の息子は屋敷にいないのに、他所の子であるルーデウスが屋敷にいる、と感じていたそうです。
ルーデウスは、エリスの家庭教師として屋敷にいました。息子と引き離された事情が、ルーデウスへの冷たさの背景として説明されているのです。
エリスの母ヒルダが変わった、10歳の誕生日

ヒルダの態度が変わるのは、ルーデウスの10歳の誕生日。
普段のヒルダは、めったに姿を見せず、ルーデウスともほとんど話しません。そのヒルダが、ルーデウスの両親が来られずに落胆したこの日、ルーデウスを抱きしめ、家族として迎えようとしました。さらに、エリスとの結婚まで提案するのです。
第18話には、「あなたはもうウチの子よ」という言葉も出てきます。冷たかったヒルダとは別人のような変化に、驚いた方も多いのではないでしょうか。
ヒルダが急に優しくなった理由は?
ヒルダはルーデウスの落胆に、家族と離れる寂しさを重ねたのではないでしょうか?
実の息子と離れ離れになる中、自宅にいる同年代の子供に対して疑問を持っていたヒルダ。その結果、ルーデウスに冷たく接していました。
しかし、自分と同じく家族と離れ離れになっているルーデウスが一瞬でも両親と会えるのでは?と感じ、それが叶わなかった姿を、自分の境遇・心情と重ねたのでしょう。
息子と離れ離れになっているヒルダであるからこそ、ルーデウスの境遇に共感でき、その結果、彼を家族として迎えようと考えたんですね。
無職転生でエリスの母ヒルダが迎えた最期

ヒルダは、夫のフィリップとともに、フィットア領転移事件のあと紛争地帯で死亡します。
転移事件とは、空の異変のあとに起きた大規模な魔力災害で、フィットア領の人々が世界各地へ転移した出来事のこと。間話「フィットア領消滅より半年後」には、建物や木々も消え、帰還した人々が何も残っていないことを知る場面が描かれるのです。
- 転移事件フィリップとヒルダが紛争地帯へ転移する二人は、そこで亡くなる
- その後ギレーヌが二人の遺体を見つける徒歩で紛争地帯を通っている途中に発見する
- 別の経緯サウロスが処刑される転移事件の責任を取らされる
- 第62話エリスが三人の死を知るアルフォンスから告げられる
それぞれの場面を、順に見ていきましょう。
フィリップとヒルダは紛争地帯で死亡した
原作WEB版の第62話では、フィリップとヒルダが同じ紛争地帯へ転移し、亡くなったと語られています。二人の遺体を見つけたのは、徒歩で通りかかったギレーヌ。エリスには、「紛争地帯にて亡くなられました」という知らせが伝えられました。
後の第64話の回顧でも、城塞都市ロアの町長だったフィリップが、妻とともに亡くなったと回顧されるのです。
アニメ第1期の第22話にも、転移後に紛争地帯で亡くなったことを、アルフォンスが語る場面があります。
サウロスは転移事件の責任で処刑された
サウロスは、フィリップの父で、エリスの祖父にあたる人物。その死は、フィリップとヒルダの死とは経緯が異なります。転移先の紛争地帯で亡くなったのではなく、転移事件の責任を取らされて処刑されました。同じ事件が関わっていても、三人の最期は同じ形ではなかったのです。
エリスは両親の死を告げられる
第62話で、アルフォンスがエリスに、サウロス、フィリップ、ヒルダの死を告げます。三人の死を聞いた直後、エリスは二人の転移先を尋ねながら、手を震わせていました。
そのうえでエリスが求めたのは、一人で考える時間。この反応が、知らせの重さを物語っています。
エリスの母ヒルダは原作・アニメのどこに登場する?

ヒルダの登場場面は、原作WEB版なら第18話と第62話が中心、アニメ第1期なら第6話・第8話・第22話。
| 媒体 | 話数 | ヒルダの場面 |
|---|---|---|
| 原作WEB版 | 第14話 | ルーデウスが、館の中でヒルダとすれ違う(赤い髪の人物として描かれる) |
| 原作WEB版 | 第18話 | 息子たちとの別離、ルーデウスへの冷たさ、10歳の誕生日での変化 |
| 原作WEB版 | 第21話 | エリスが、ヒルダからスペルド族の話を聞かされていたと語る |
| 原作WEB版 | 第62話 | フィリップとともに、紛争地帯で亡くなったと知らされる |
| 原作WEB版 | 第64話 | ロアの町長だったフィリップが、妻とともに亡くなったと回顧される |
| 原作WEB版 | 第201話 | 後年、ルーデウスが娘の名前の案として「ヒルダ」を挙げる |
| アニメ第1期 | 第6話「ロアの休日」 | ヒルダが登場する |
| アニメ第1期 | 第8話「ターニングポイント1」 | 誕生日に、ヒルダがルーデウスを「うちの子」として迎える発言をする |
| アニメ第1期 | 第22話「現実(ユメ)」 | ヒルダの名前が出て、転移後に紛争地帯で亡くなったことが、アルフォンスの口から語られる |
まとめ|無職転生のエリスの母は誰?
エリスの母は、ヒルダ・ボレアス・グレイラットです。原作WEB版では、フィリップとともに転移事件のあと紛争地帯で死亡します。
アニメ第8話でルーデウスに「あなたはもううちの子よ」と声をかけるヒルダには、息子たちと引き離された過去があるのです。その別離は、ルーデウスへの冷たさの背景にもなった出来事。のちにフィリップとともに最期を迎えることまで知ると、あの一言がいっそう胸に残るかもしれません。


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