『無職転生』の甲龍王ペルギウス・ドーラは死亡するのか。検索すると死亡説が多く見つかるため、「本編ですでに死んだのでは」と気になる方もいるでしょう。
結論からいうと、本編終了時点でペルギウスの死亡場面は描かれていません。
物語の終盤でも、ペルギウスはオルステッドの依頼を受け、作戦を支えています。
ところが将来については、オルステッドに殺される可能性が語られています。背景にあるのは、ヒトガミへ到達する計画と五龍将の秘宝です。
この記事では原作本編の終盤までの内容に触れます。アニメ・漫画だけを追っている場合は、先にネタバレ範囲を確認してから読み進めてください。
ここからは、ペルギウスの死亡説について、本編で分かることから確認していきます。
ペルギウスは死亡する?本編終了時点での結論
本編終了時点で、ペルギウスは死亡していません。
ラプラス戦役を生き延びたうえ、物語終盤ではオルステッド側の作戦にも協力しました。
けれど第259話では、ペルギウスが「後に殺さなければいけない相手」だと説明されます。現在は生きているのに、将来の死が示唆されている。この食い違いこそ、死亡説の出発点です。

まずは過去・本編終盤・将来を分けて、作中で起きたことを見ていきましょう。
ラプラス戦役で、ペルギウスは三英雄として生き残った
ペルギウスは、ラプラス戦役の決戦を生き延びた三英雄の一人です。
ラプラス戦役とは?
魔神ラプラスが人族へ侵攻し、約100年にわたって続いた大きな戦争。
戦争の終盤、ラプラスの本陣を強襲したのは、ペルギウスを含む七人の英雄です。激しい戦いの末、仲間のうち四人は命を落としてしまいました。
しかし、ペルギウスは龍神ウルペン、北神カールマンとともに生き残り、ラプラスの封印に成功します。その功績から、三人は後に「魔神殺しの三英雄」と呼ばれるようになりました。
ラプラス戦役は約五百年前に始まり、約四百年前の決戦で封印へ至りました。ペルギウスはその後も本編の時代まで活動しているため、少なくとも数百年を生きている人物だと分かります。
ここで確認できるのは、現在まで生きているという事実です。残りの寿命までは示されていません。だから死亡説は老衰の話ではなく、将来の殺害計画やラプラスとの戦いで命を落とす可能性から生まれています。
本編終盤でも、ペルギウスはオルステッドに協力している
本編終盤のペルギウスは生きており、オルステッドと敵対していません。 頼みを受け、作戦を支えるために力を貸しています。
ペルギウスの動向
- 避難に使う転移魔法陣をつなぎ直した
戦いで使えなくなった、遠い場所を行き来するための魔法陣をつなぎ直し、住民が安全な場所へ逃げられるようにした。 - 闘神バーディガーディを閉じ込める結界の設置を引き受けた
バーディガーディを閉じ込める結界を、オルステッドの頼みを受けて設置した。
この二つの場面から分かるのは、本編終盤のペルギウスがオルステッドの敵ではなく、同じ作戦を支える側にいたことです。
転移魔法陣は、戦いで移動手段を失った人たちを避難させるために使われました。結界も、危険なバーディガーディを閉じ込める作戦に必要だったものです。
ペルギウスは、魔族を助けるための依頼だと知ってすぐ了承したわけではありません。それでもオルステッドに貸しを作れると聞くと、転移魔法陣を一つつなぐことを引き受けました。
この戦いでオルステッドに貸しを作れるって言ったら、了承してくれたよ。
ペルギウスが依頼を受けたのは、オルステッドに貸しを作れると考えたからです。二人が同じ目的を持つというより、互いの利害が重なったために作戦へ協力した、と読めます。だからこそ、将来の殺害計画が語られると、現在の協力関係との違いが目立ちます。
本編終了後、ペルギウスの死亡が示唆されている
ところが第259話では、ペルギウスが、「後に殺さなければいけない相手」だと説明されています。
だが、ペルギウスは後に殺さなければいけない相手。
本編では協力者として動いているペルギウスにも、将来は殺害対象になる可能性がある。この記述が、ペルギウス死亡説の直接の根拠です。
本編終盤で協力している二人が、なぜ将来は殺害の関係になるのか。この疑問を解く鍵が、次に見る五龍将の秘宝にあります。
ペルギウス死亡説の背景にある五龍将の秘宝とは?
オルステッドは、ヒトガミのもとへ行くために「龍族の秘宝」を必要としています。
五龍将と龍族の秘宝とは?
- 五龍将:龍族に関わる五人の存在。ペルギウスも、その一人。
- 龍族の秘宝:五龍将がそれぞれ持つ五つの品。ヒトガミのもとへ行くために必要とされる。
- ヒトガミ:オルステッドが倒そうとしている相手。

ペルギウスが死亡説と結び付く理由は、秘宝そのものではなく、その回収方法にあります。次は、オルステッドが五つの秘宝を必要とする理由から確認していきましょう。
ヒトガミへ行くには、五龍将の秘宝が必要
ヒトガミのもとへ行くには、五つの秘宝が必要です。 第212話では、その必要性が語られます。
ヒトガミの所に到達するには、龍族に伝わる五つの秘宝が必要となる。
オルステッドは、ヒトガミのもとへ行くために五つの秘宝を集めています。ペルギウスは、その秘宝を持つ五龍将の一人です。
つまり、五つの秘宝がそろわなければ、オルステッドはヒトガミのもとへ進めません。ペルギウスも秘宝に関わる人物なので、オルステッドの計画と無関係ではいられないのです。
では、なぜ五龍将の命が秘宝と結び付けて考えられたのでしょうか。次にルーデウスの推測を確認していきましょう。
ペルギウスは五龍将の一人で、秘宝をめぐる死亡説につながる
ペルギウスは、龍族の秘宝を持つ五龍将の一人です。 第212話ではルーデウスが、秘宝は五龍将の命と引き換えに手に入るのではないかと考えました。
五龍将の命と引き換えに手に入れるものだと推測できる。
さらに第259話では、ペルギウスが「後に殺さなければいけない相手」だと説明されています。
だが、ペルギウスは後に殺さなければいけない相手。
この二つの記述から、秘宝を集める過程でオルステッドに殺されるのではないか、という死亡説が生まれたと考えられます。
ただし、秘宝を手に入れるために五龍将を殺す必要があるのかは、ルーデウスの推測にとどまります。
死亡説には、秘宝とオルステッドの計画から考えられるもののほか、ラプラスとの因縁から生まれたものもあります。ここからは、二つの説を順に見ていきましょう。
ペルギウスに死亡説がある?考えられる二つの展開
ペルギウスの死亡説には、オルステッドの計画とラプラスとの戦いを起点にした二つの説があります。
同じ死亡説でも、前者はオルステッドの計画、後者はラプラスとの因縁を根拠にしています。二つを混ぜず、それぞれの理由を確認していきましょう。

オルステッドに殺される説は、秘宝の回収方法と結び付く
オルステッドに殺される説は、秘宝を回収するために二人が対立すると考える説です。 ヒトガミのもとへ行くには五つの秘宝が必要で、ルーデウスは秘宝と五龍将の命が結び付いているのではないかと考えました。
五龍将の命と引き換えに手に入れるものだと推測できる。
これはルーデウスの推測にすぎません。原作で確認できるのは、秘宝が必要なことと、五龍将の命が関わるかもしれないというところまでです。
さらに第259話では、ペルギウスが将来殺す必要のある相手として扱われています。
だが、ペルギウスは後に殺さなければいけない相手。
ペルギウスは五龍将の一人です。このため、殺害計画は秘宝を集める問題と関係している可能性が高いと考えられます。
二つの記述を重ねると、秘宝の回収に殺害が必要なら、今は協力している二人でも対立する、と読めます。ルーデウスの推測は回収方法の問題を示し、第259話の記述はペルギウスが将来の殺害対象である可能性を示すからです。
もっとも、秘宝の回収方法は明かされていません。別の方法を選べるなら、この説の前提は弱まります。死亡説は、五龍将だから死ぬという話ではなく、秘宝をどう手に入れるかという問題から生まれた考察です。
この説で問われているのは、ペルギウスの強さではありません。オルステッドの計画がペルギウスを生かしたまま進められるのか、それとも秘宝のために二人が争うのか。その選択が、死亡説の中心にあります。
ラプラスとの戦いで死亡する説は、過去の因縁から生まれた
ラプラスとの戦いで死亡する説は、復活後の戦争にペルギウスが関わる可能性から生まれています。 オルステッドは、復活したラプラスが仲間を集めて戦争を起こすと話しています。
奴は復活した後、しばしの潜伏期間を置いた後、仲間を集めて戦争を起こす。
ラプラス戦役を生き延びたペルギウスは、次の戦いでも重要な役目を担うと考えられます。第211話で、復活したラプラスへぶつける強い味方として、その名が挙がっているからです。
約四百年前、ペルギウスは仲間を失いながらラプラスを封印しました。ラプラスが復活して再び戦争を起こすなら、ペルギウスが決戦に関わると考えるのは自然でしょう。そこから「次の戦いで命を落とすのではないか」という死亡説が生まれます。
けれど第211話で語られているのは、ペルギウスをラプラスへの対抗戦力として集める案です。因縁は死亡の理由になり得る一方、生きて共闘する理由にもなります。相打ちや戦死までを決める材料にはなりません。
この説は、過去の戦いをそのまま未来へ写したものではありません。約四百年前にラプラスと戦った人物だからこそ、復活後の戦争でも前線に立つかもしれない。その可能性から生まれた考察です。「因縁がある」ことと「ラプラスに殺される」ことを分けて考えると、話の筋を追いやすくなります。
ペルギウスは生き残る?ラプラスが語った共闘の未来
外伝では、ペルギウスがヒトガミとの戦いに加わる未来も語られています。

ペルギウスがヒトガミとの決戦に加わるなら、少なくとも決戦を迎える時点まで生きていることが前提になります。
ラプラスは、ペルギウスもヒトガミとの戦いに加わると語っていた
ラプラスは、ペルギウスもヒトガミとの決戦へ加わると語っています。 生き残った龍族も、決戦に加わるとされました。
オルステッド様だけではない。生き残った龍族や、ペルギウスも共に戦うだろう。
ペルギウスは、過去にラプラスと戦った人物です。ですが、ラプラスが描いた未来では、二人が再び敵になるとは語られていません。ラプラスはペルギウスを、オルステッドや生き残った龍族とともにヒトガミと戦う仲間として挙げています。
これが、ペルギウスの将来を「死亡するかもしれない人物」とだけ見ないための、生存説の根拠です。
ペルギウスの生死は、秘宝の回収方法で分かれる?
ペルギウスの生死を考えるうえで、秘宝をどう回収するかは大きな分岐点です。 本編には将来の殺害計画があり、外伝では共闘の未来が語られています。

ルーデウスは、秘宝を五龍将の命と引き換えに得るのではないかと推測しました。第259話では、ペルギウスが後に殺す必要のある相手として扱われています。
もし秘宝を手に入れるためにペルギウスの命が必要なら、二人が対立する可能性は高まります。一方で、別の回収方法が見つかれば、ペルギウスがヒトガミとの戦いで協力を続ける余地も残ります。
ここで大切なのは、ペルギウスの強さやオルステッドとの仲の良し悪しではありません。秘宝をどの方法で手に入れるのかが、二人の将来を分ける要点です。
ルーデウスの推測は、秘宝の回収に命が関わるかもしれないことを示しています。ラプラスが語った未来は、ペルギウスがヒトガミとの決戦で仲間になる可能性を示すものです。二つを分けて見ることで、死亡説と生存説の両方を自然に考えられます。
まとめ|ペルギウスは本編では生存、将来の行方は未確定
本編終了時点で、ペルギウスは生存しています。 かつてラプラス戦役を生き延び、物語終盤でもオルステッドの作戦に協力する姿が描かれました。
ペルギウスの結末を考えるときは、秘宝の回収方法とヒトガミとの決戦での役割をあわせて読むと、死亡説と生存説の両方を整理しやすいでしょう。

コメント